数々の成功者を見てみると、共通しているのがその人に魅力があるということである。魅力があることは成功者の絶対条件と言っていいだろう。反面、失敗する人は必ずと言っていい程魅力がない。成功者の必須である魅力とは何なのか。今回は人の魅力について話そう。
人間的魅力の有無は、他人の協力を得られるかどうかということに表れる。当然のことではあるが、魅力的な人ほど他人の協力を得ることができる。問題はどのような協力が得られるかということである。
成功するためには成功するための強い波動あるいは念波というものを持っていなければならない。やり遂げるという強い念である。それに加え、他者から好感を持たれる人は、他者からプラスの念をもらうこととなる。わかりやすい例を挙げると、多くのスポーツの試合にはホームとビジターが存在する。ホームというのは要するに地元のチーム。当然ビジターに比べ、ホームの方が圧倒的に有利である。ホームチームは地元だからファンの数もビジターチームに比べ多いのが普通だからだ。勝ってくれとのファンの声援も並々ならぬものがある。このような声援を通し、皆の念が一つになった時のパワーは計り知れないほど凄いものなのだ。このパワーがホームチームのビジターに比べ有利な状況を作り出すことになる。
成功するためにも、自分一人で「成功するぞ」という念よりも、周りから「頑張ってくれ」と励ましの念を送られる方が数倍の力となる。要は、周囲の人の「頑張れ」という念が自分の念と調和して相乗効果を生み成功へと導くのだ。他人の協力を得るとは、資金協力などの具体的な協力だけではなく、こういう意味での協力も充分該当するのだ。むしろ、そちらの方が大きいと言ってよい。
したがって、すべての幸せ・不幸せは、他人の念に左右されるということが言える。だからこそ、成功するためには、自分の魅力を十分に発揮させていかなければならないのだ。私が経営コンサルタント時代にお世話させていただいた会社の経営者を見ていると、華のあるなしで事業の成功度に大きく差がついているものだ。やはり、好感をもてる人、魅力のある人は周りにはよいブレーンがつき、自然に事業が好転している。逆に、あまり好感をもたれない人はどれほど一生懸命努力しても、なかなか成功に結びつかない。
自分が魅力的になるためにはやらなければならないことは、魅力的でない人の研究である。成功したい人は、まず失敗した人の原因を探ってみることだ。
魅力のない人は自分のことしか考えないで行動する、私利私欲に満ちている、横暴で他人の成功の邪魔をしようとする、上の人間にはぺこぺこし下の者には尊大に振る舞うなどと、その短所たるや挙げればきりがないものである。魅力的な人間になるためには、このような魅力的でない人間の特徴を研究した上で、この逆のことを行えばいいのである。ぜひ、皆さんも実践してほしい。
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