大きな器で、大金を招け

私が主宰する願望実現や成功のためのセミナーや講座を受講されている方々の多くは、お金持ちになりたいという願望をもっている。私も精一杯皆様方の願望実現のお手伝いをしているつもりである。その甲斐もあってか、成功を手中に収めた方々から感謝の手紙をたびたびいただく。その反面、失望することもある。私の理論をもってしてもなかなか収入が増えない人がいるのだ。その理由の第一が、お金持ちになることを目指しながら、富保有意識が低いことである。

これは由々しき次第である。いくらお金持ちになるという願望達成のための実践を行おうとも、富保有意識が低ければ、無意識にお金を拒否してしまうのだ。

まずは憧れの金額を身近に感じることから始めてもらいたい。１億円を欲しくて宝くじを買っている人は多いであろう。そういう人たちも実際に１億円を見たことがある人は、そう多くはないはずだ。確かに、通常の社会生活の中では、なかなか１億円にお目にかかることはないので、やむをえまい。

しかしである。１億円を渇望している人が、１億という単位に０の数が何個付いているかを知らないとすれば問題である。はっきり言って、意識が低いと言わざるを得ないし、富保有意識の低さの表れである。

多くの人は、百万を越えたら、もう桁数など分からなくなっているはずだ。そして、イメージすらできない金額を得ることなど、よほどの幸運に見舞われない限りあり得ない話である。

まずは、１億と言われれば、頭の中に数字がすぐに出てくるよう、普段から１億という単位を意識し、執着するべきである。その上で、自分が１億円を獲得するイメージングを継続的に行うのだ。当然、初めは１億円をイメージしても、諦めの意識が生じてしまうであろう。１億円に対応する富保有意識が形成されていないからだ。

では、１０００円を得るイメージングはどうであろう。別に１０００円であれば、イメージングの必要すらあるまい。つまり、１０００円に対応する富保有意識は既に形成されているからだ。

私が言いたいことは、要は、富保有意識という器が小さければ、そこに流れ込むお金という水も少なくなり、多ければ多額のお金が流れ込むということである。

富保有意識を高めるためには、先ほどのイメージングの他、疑似体験も有効である。つまり、お金持ちでなくともお金持ちを体験してみるのだ。例えば、マリアで出している億万長者を疑似体験できるゴールデンマネージャーなどを試してみるといいだろう。通常では想像もつかない億万長者が、どのような日常を過ごしているか理解できるとともに、富保有意識も高まるからだ。

とにかくお金持ちになりたいのなら、富保有意識を高めることが必定なのである。