この講座をご覧になられている方々は、多くは自分の人生を変えたいと思い、私の成功理論を学ばれていると思料される。その中で少しでもこれまでの自身の行動を変えることができた方は何人いるのであろうか。
いつも話しているが、人の行動は今まで培われたその人なりの価値観に基づいており、人生を変えたければ、従前の価値観を変えなければならない。その多くは、行動も変えていくことを意味する。
もちろん今までの行動を180度変えよ、と言っている訳ではない。嫌いな仕事や自分自身にあっていないと考える仕事でも、将来的な視点からは、今すぐ辞める訳にいかないであろう。
だからといって、理論のみ学ぶだけでは不十分である。理論と実践はいわば車の両輪のようなものだからだ。理論のない実践は、単なる時間の無駄であるのに対し、実践のない理論も知識の含蓄に留まってしまう。
一日ほんの僅かな時間でいい。実践を行ってほしい。実践の積み重ねで人生は変わっていくのだ。
一つでもいい。いつもの行動や習慣に付け加えてほしい。朝10分早く起きて鏡の前で笑顔をつくって「ありがとうございます」「ありがとうございます」と言う時間をつくるだけでいい。
電車での通勤時間に車中で瞑想することでもいい。もちろん瞑想は入浴中に行ってもいい。また、寝る前に今日一日を振り返り、食事が摂れたこと、寝る場所があることなど当たり前のことに感謝してもいい。これも立派な感謝行といえる。
このように一日5分でも10分でも時間を設けて実践をしてほしい。無理矢理時間をつくることが難しい人でも、何かしら無駄な時間というものがあるはずだ。そういう時間を活用すれば十分だ。
ただし、注意すべきは、テレビを観たり、読書をしたりという趣味の時間は決して無駄な時間とは言わない。趣味は人それぞれ異なるが、各人の人生に彩りを与えてくれる。自分なりの楽しみがなければ、たとえ成功を収めても人生は面白くないだろう。
話は多少それたが、私の成功理論を学んだとしても、日常生活の中で今までと同じ行動を繰り返している限り、人生は変わらないと思っていい。これは、当然である。同じことしか行っていないのに、人生が好転するほど世の中は甘くないのだ。
意識が変われば行動は変わると言われるが、意識が変わっただけで、肝心の行動の変化が伴わなければ意味がないのだ。
意識とともに行動や習慣が変わってこそ、運命や人生は変わるのだ。このことを覚えておくがいい。
コメントを残す