感謝の気持ちを忘れるな

私は常々「願望を達成したいのなら感謝せよ」といっている。なぜ、感謝が必要なのか。一言でいえば、感謝は運命を変えるために必要なのだということだ。

成功のカギは運が半分以上握っている。決して努力だけでは成功できない。成功者と同じ方法をとったからといって必ずしも成功できないように、成功するためには運を味方につけなければならない。失敗ばかり重ねる人は運気がどん底なのである。そのような人が成功するためには、運命を変える必要がある。つまり、感謝をして徳を積み、徳を積むことで運命が変わるのだ。

では、ただ「ありがとうございます」と何回も何回もいい続ければ成功できるのか。否である。口先だけの感謝で運が開けるという人もいるが、そのようなことで簡単に成功できるのなら世の中成功者で溢れかえるであろう。

私の推奨するのは真の感謝である。ありがたいと思うことに対しては誰でも感謝できる。それすらできない人が成功を望むなどとは論外である。真の感謝とは感謝できない状況において感謝すること。つまり、どん底の状況でも感謝することである。本当の成功者は必ずこれをやっている。

では、何に対して感謝すべきか。両親、ご先祖様、試練、大自然、大宇宙である。

まずは両親である。両親がいなければ、我々もいない。確かに、恨み辛みがある人もいよう。しかし、生んでくれただけでなく、必死に育ててくれたのも両親である。だから両親に感謝する。

ご先祖様の加護がなければ、我々はとうの昔に事故にでも遭い死んでいるだろう。守ってくれているご先祖様にも感謝しなければならない。

試練は我々に成長する機会をもたらしてくれる。成功者は幾つもの試練を乗り越え成長し、成功を手にしている。であれば、試練に対する感謝は不可欠ということになる。

大自然もしかりである。大自然が生み出す水や空気があるから、我々は生存できる。当然感謝が必要なのである。

大宇宙はすべての創造主であり、大自然さえも創りだした。我々が存在し、生かされているのは大宇宙の意図ゆえである。だからそれに対し感謝するのだ。

そして、一番大切な感謝とは、当たり前と思っていることに対し深く感謝することである。これは、一見容易なようで実は非常に難しい。毎日食事がとれる、働く場所がある、寝る家がある、家族がいるといった当たり前のことに対し、涙が出るほど深く感謝するのである。

私は以前どん底を経験した。ホームレスから社会復帰し、わずかばかりの安月給でボロアパートに住めるようになった時のありがたさは言葉にならない。天井があること、水道があることに心のそこから感謝した。

みなさんは、ホームレスになった経験などないだろうが、とにかく日頃から当たり前のことに感謝する習慣を身に付けて欲しい。

あなたの運命を変え成功へと導いてくれるのだから。

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